大量の猫様写真の保存にNASを導入してみた!
紫苑さん肉食なのでナスはちょっと、、
ナスはちょっと苦手です、特にあの色、食べ物の色には見えない。。。と思ったら海外では白いのが主流らしいですね。なんで日本のはあんな黒いんだろう?
こんにちは、召使の人です。
無理やりなネタ振りですがそういう話です。
以前も書いた大量の写真管理をどうしたものか問題。
先日新しいパソコンを導入したわけですが、ストレージサイズは256GB。1TB(1000GB)でも足りないのに256で足りるわけがないのです。導入前のノートではデスクトップPCのHDDを共有設定して無理やりそこのデータを使って居たわけですが、それだとデスクトップをいつも使えるようにしておかないといけないのが欠点です。メインPC解放しっぱなしもちょっと、、。
ということで、そんな問題を解決する素敵アイテムが「NAS」な訳です。
ナスってなんですか?
カメラの時のように素人が何たらかんたら解説をしようかと思ったんですが、ちょっとネットワーク関係は本気で難しいのでチャントした説明が欲しい人はグーグル先生に詳しく聞いて見てくださいヽ(´o`;
大雑把な理解としては、、、はーどでぃすくが、、、どくりつしてて?そこでデータを、、、いろんなところから見れたりして・・。
「パソコンの外でデータを持っていてくれる便利な箱」です。
外付けハードディスクとはちょっとちがう、ネットワーク機能のついたハードディスクともちょっとちがう、データ管理に特化したパソコン、、に近いかもしれません。
そう、例えばSONYのnasune。これも名前からわかるように「NAS」の一種です。テレビチューナーと録画機能がついたNAS。ちゃんとNASとして機能してデータの共有もしてくれます。
なんだすでにNASあるじゃないですか、と思ってしまいますが、やっぱりnasuneでは何かと厳しかったです。試してはみたのですがやっぱりおまけ程度(どっちがおまけなんでしょうね、NAS機能と録画機能)のNAS機能で速度も遅く、なによりMacとの相性が悪いです。Windowsから繋げるとまぁ、、ギリギリ我慢できなくもない速度なのですが、これがMacからだとびっくりするくらい遅くなります。調べてみると通信方式?(プロコトル?)だかなんだか、smbがどうとか宇宙語を解読して設定すると少しは良くなるようですが、我が家ではあまり改善されませんでした(少しは良くなった)
他にもルータにUSBでハードディスクをつなげて簡易NASにする機能なんかも試しては見たものの、どれも直結したほうがマシな使い心地。
うーん?何がダメなんですかね?
ネットワークに繋がりはしても、そこからデータのやり取りをするのにハードディスクに記録されたデータを管理したりなんなり色んなことをしないといけない様子。なのでそう言った処理をスムーズにこなせる頭脳が必要になるようです。
おまけ機能のNASだと、本業こなしている合間に要求されたデータを受け渡すようなものなので遅かったりするんじゃないかなぁ、、という理解。
と、いうことで、快適にこなせるようにちゃんとしたNASを導入してみたいなと思ったわけです。 最近のNASはスマホの普及もあってずいぶん多機能になっていますね。アプリも充実していてスマホで撮りためた写真を簡単にバックアップとか。お値段も手頃なのも多く、それでいてしっかりした本格NASでもあったりです。
どれにしようかな〜
迷っちゃいますね( *´艸`)
というわけで(?)NAS選びです。NASも種類が多いですね。おまけ機能的なものは省いてもピンキリすぎます。安くなったとはいえお値段の幅も、、、(’□’
業務向けのものも省いて個人向けで考えてみると、ざっくり分けて2タイプ。
すでにハードディスクがセットされているタイプと好きなハードディスクを取り付けるタイプ。セットされているタイプは選択肢は少し狭くはなりますが、繋げるだけで完成なのでお手軽でいいですね。国産メーカーのものにこう言ったタイプが多いようです。
ハードディスクを自分で組み込むタイプのものはNASキットなんて呼ばれていて、自由度が高いのが魅力です。キットだと後からハードディスクを追加したり交換したりできるのもいいですね。ハードディスクは消耗品、いつか必ず壊れます。そこに大事なデータを入れるわけですから壊れた時の対処ができるのはうれしい。
この手のものは国産品が安心で良さそう、、、なんて思いがちですが、NASだと微妙にそうでもない様子。。(理由は省略!)一体型はハードディスクとセットでの製品になるので全体のコスパを優先するようですが、キットの場合は本体性能で勝負なので工夫やサポートが充実しているようです。
長く使うことを考えると交換しやすいほうがいいかな、、
NASの箱にハードディスクをセットしたイメージ
というわけでキットで考えてみます。NAS本体はただの箱な訳で、そこにハードディスクをセットするのですが、 ここで問題なのがどれだけ積めるかということ。いっぱい積める=いっぱい保存できる→保存するデータに必要なサイズでいいんじゃ?となりそうですがちょっと違ってきます。
ここで厄介になってくる宇宙語。「RAID」
うーん。色んな種類があるんですよ?RAID0とか1とか6とか。この機能は複数のハードディスクで用途に合わせた運用をする機能。的な!
例えばRAID0だと2台のハードディスクに半分ずつのデータを同時に記録することで記録にかかる時間を半分にしてしまうというもの。早くなる反面2つ揃って1つのデータなので、片方のハードディスクが壊れたら全部のデータが使えなくなってしまいます。
RAID1だと2台のハードディスクに同じデータを記録していくことで片方のハードディスクが壊れても、もう1台に同じデータがあるので安心。代わりに2台のハードディスクを積んでも1台分の容量しか使えません。
積める台数が多いと上の特徴のイイトコどりまで出来るRAIDもあったりしますが導入コストがすごいことになってしまいます。
まぁこう言った機能も複数台のハードディスクが積めないと出来ないわけなので、1台積めるタイプか複数台積めるタイプかに分かれてくる訳です。1台しか積めないタイプでも今回のようにノートパソコンのストレージ不足用のNASとしては十分なんですが、折角導入してみるのだしということで2台積めるタイプを選んでみました。
Synology DISK STATION DS216j
てってれー!ナスが来たよ!
というわけで選んだのがこちら。Synologyという台湾のメーカーのDS216j。
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初心者向けながら十分な機能に見えました。関連シリーズにハードディスクが1台のタイプと本体の処理性能の上がったタイプもありましたが、バランス良さそうなこのモデルに。
同じクラスで迷ったのがQNAPのTurboNASというシリーズだったのですが、こちらの方が少し初心者向けに見えたのと、最近評判が良くてよくネット記事で特集組んでいたので情報が多そうだったも決め手でした。解らなくなった時に調べやすいというのも初心者には重要なのです。
これでNAS本体が2万円弱(2016年11月現在)。ハードディスクは2台積むことができます。ハードディスクはそれこそピンキリなのですが、今の時点でコスパの良さそうな3TBを選んでみました。
NASにとってはハードディスクはとても重要!国産の一体型NASはこの辺りの情報があまりなく、トラブルの多いやすいハードディスクを組み込んでコストダウンさせて居たりするので注意です。
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今回選んだハードディスクはNAS向けに評判のいいWesternDegitalと言うところのBLUE。色って何?な訳ですが、ランクによって色分けした商品展開がされて居ます。NAS向けで評判がいいのはRED。NASは動いてる時間が長いのでハードディスクに耐久性が求められます。青<緑<赤<さらに上と信頼性が上がっていくわけなんですが、、お値段もまぁお高くなっていくわけですヽ(´o`;
今回青と赤で倍違って来たので安い方の青で我慢することに。代わりに2台用意してRAID1のミラーリング機能を使ってデータを守ってみようと思います。
いざセッティング!
ぺかー!
ということで開封。頑張ってセットしてみましょう。
しっかり検品してあげますね
ちょっと小洒落た箱に入って居たのはこちら。NAS本体の箱と2つに分かれた電源ケーブル。それとLANケーブル。
そしてとても潔いイラストと数字しか書いてないマニュアル。
ルータとかモデムとかにも見えるスッキリした見た目の本体。白のプラスチックですがあまり安っぽさは感じないですかね。
横にはロゴ、、、にみえてスリッドが入ってる通気口にもなっているようです。
裏側はその空気を循環させる大きめのファンと各種のコネクタが。このUSB3コネクタが何かと役に立ってくれるようですよ?
まずはマニュアルに従って本体の蓋を、、、
本体の蓋をスライドさせるとパカっと外れます。
中の具はこんな感じ。
あっ!一応言っておくとこう言うことするときは猫様にはご退場していただいた方がいいかと思いますよ!電源入って居ないとはいえ精密機器です。
本体を包んで居たカバーを放り投げてる隙に作業を進めましょう。
ハードディスクも取り出して、、と。
まさにパソコンパーツ!って感じですね。
NAS本体にあるこのコネクタに、
ハードディスク側のコネクタを差し込む感じです。
「こう言う感じです」と言う写真を撮りたかったヽ(´o`;
見えるかな、、本体に台座もついているので、そこに乗っけて押し込めばハマります。
あとは横からネジ止めして固定します。きちんとセットできていれば綺麗にネジ穴が見えるので作りの制度は十分しっかりしてそうですね。
2台ともセット完了!(*`へ´*)9
あとは蓋を元に戻してこちらも裏からネジ止め。これで本体のセットは完了!
念のためケーブル類にはいつも通りスパイラルチューブを巻きつけてガード!と言ってもこう言うものはカバーでガードより猫様の触れない場所に設置するのがいいですね。
本体には電源コードとLANケーブルをブスッと。
そして棚に設置!この間からこの棚をいじって居たのはこれ用だったわけです。スチールネットを裏側に貼り付け、その奥やボックスに配線をしてあります。すべてセットが終わればここも蓋して紫苑さんがいたずらできないようにする予定ですが、熱がこもらないようにだけ注意した方が良さそうですね。表側もスチールネットでカバーしてから目隠し予定です。
あとは電源スイッチを押して起動すれば、、、
ブラウザ上で設定ができてしまいます。
繋がった〜!(*''▽'')v
あとは画面の指示に従ってセットアップしていきます。 ちなみに上で出て来た例のRAIDシステムもハードディスクを2台セットすれば勝手にRAID1のミラーリングとしてセットアップしてくれるようです。他のシステムに変えたい場合は後で切り替えるのかな?今回はミラーリングにしたいので楽々です。
このNASのいいところは色んな機能を組み込めるところ。スマホやテレビと連携させたり外からアクセスしたり、色んな機能をどんどん組み込んで行けてしまいます。
まずはオススメの基本パッケージぽいものをインストール。
セットアップが終わるとOSのような画面が出て来ました。いや、専用のOSなわけですね。全部ブラウザ上で動いています。よくできてますね。付属の説明書はペラペラでしたが中のヘルプはしっかりと作られているようです。もちろんバッチリ日本語。
色んなアプリもあるしでほんとにネットワークドライブというよりパソコンですね。
あとはここでユーザーを登録していきます。1人で使うなら初期セットアップ時に作った管理者のままでもいいかもですが、わかりやすいように個人のアカウントをつくってみました。
さて、これでつくったアカウントで接続すればNASのハードディスクを自由に使えるわけです。が、まだ空っぽですね。NASなのでネットワーク経由でデータを移動させて行けばいいわけですが、ここは直結してみましょう。
デスクトップにつけていたデータ用のハードディスクをNASの裏側にあったUSBに差し込みます。するとNASのハードディスクとして見れるようになるので直接ファイルをコピーしたり移動したりできるようになります。
NAS内のハードディスクと同じように直接操作してファイルをコピー中。。
あとはLightRoomで写真の保存先をこのNASにしてしまえば大量の写真データも小さなノートパソコンで扱えてしまいます。便利!(LightRoomはカタログとして設定データだけ内側に持って、オリジナルの写真データは別のところにおけるのでこういうやり方に便利ですね。外付けHDDからNASに移動させても、移動先を指定してあげるだけで移行できてしまいます)
使い心地はどうかな?
というわけで今回NASを導入してみたわけですが、、!
すごくいいよ( *´艸`)
まだまるで使いこなせてはいませんが、わからないながらも組んで繋げるだけでノートパソコンに3TBのストレージが追加されたわけです。さすがに内臓SSDに比べれば速度は落ちますが、体感外付けハードディスクと大差ないくらいの速度は出ているようです。
Macとの相性もバッチリだし、Finderのサイドバーにでも登録しておけば本体のフォルダとなんら変わりなく扱えます。大きめの写真データも問題なく扱えているし、外付けハードディスクのようにケーブル抜き差しする必要もないわけですからノートパソコンのメリットを生かせますね。
おかげで充電の時とSDカードからデータ取り込む時以外何にも繋げないで使えるようになりました。ケーブル周りスッキリで嬉しいです。SDカードリーダーもNASのUSBにつなげればそこからでも取り込めそうな、、?
色んな機能もあるようだしスマホからの接続とかもあれこれ触ってみたいと思います。